ブラックバイト問題のニュースを見て 前途ある学生を潰す事は許せない

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ブラックバイトは前途有望な学生の未来を変えてしまう社会問題のひとつです。

普段、私は会社におけるパワハラを中心にこのブログを書いていますが、今回は9月10日のNHKニュースで放送されたブラックバイトの問題を見て歪んだ会社の実態、社会的弱者である前途有望な学生の未来を壊してしまう残念な出来事に胸を痛め、今回の記事を書きました。

ニュースの内容はまだ大学2年生の男子が、横浜市に本部がある大手飲食チェーンの居酒屋でアルバイトをしていたところ、違法な長時間労働や残業代の未払いだけでなく、注文を間違った責任をとらされたり、大声で学生を叱りつけられるといったパワハラ被害に遇い訴えたという内容です。大学生2年生の学生さんはお客様からの注文を受け、料理を運ぶアルバイトをしていたそうですが・・・。

 

NHKのニュースで見た驚くべき内容

横浜の海と青空

ニュースでは

・4ヶ月間休みなしで1日10時間を超える長時間労働(アルバイトだけではなく正社員でも異常値です)

・残業代は未払いになっている。

・店長から「注文を間違った責任を取れ」と言われ数万円もするコース料理の代金を負担させられた。

・店長とされる女性から「責任を取ってもらう。毎日毎日、役立たずがここにいること自体が問題だ」と怒鳴られる。

・(アルバイトを)辞めたくても懲戒解雇にするので就職に影響すると言われ辞めることが出来なかった。

という内容が放送されていました。

また、この学生さんはうつ病と診断され、今年の7月から大学も休んでいるそうです。

 

被害の内容を考えてみると

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内容からするとおよそアルバイトに対する扱いではないですね。そもそも、非正規雇用で賃金も安いアルバイト、まして前途ある学生にこのような人権侵害を行ってはいけません。また、店長という人についてはマネージャーとして守らなくてはならないコンプライアンスに関する意識が欠如していると考えざるを得ませんし、同じマネージメントする立場の人間から言わせてもらうと「あなたにマネージャーとしての資格はない」と言いたいです。

自分のマネージメント力のなさを棚に上げ、弱者であるアルバイトに過重な労働を強いたり、金銭による責任を取らせる行為はパワハラ以外の何物でもありません。

 

この学生さんは相当な勇気と覚悟がある人

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「訴える」ということは、「訴えたら自分が報復を受けるかもしれない」という恐怖を乗り越えなければなりません。

この学生さんはうつ病になり、大学を現在休んでいるのですね。

そのような状況下で会社を訴える判断に至るまでは、うつ病になるまで我慢し続け、訴えることで「報復を受けるかもしれない」と悩んだ末に労働組合に相談したかもしれません。

「自分と同じように苦しむ学生が出ないよう労働条件を改善してほしい」とし、行動に出たのは勇気ある行動です。

私はパワハラを受けたら弁護士や労働組合といった相談窓口に相談することをすすめておりますが、こういった相談をするまでには相当な勇気と覚悟がいります。

誰でもこのような場面に遭遇した場合、たとえ弁護士や労働組合が味方につくとしても「訴えるか」、それとも「訴えず我慢するか?泣寝入りか?」といった様々な考えが頭の中を飛び交い、悩んだ末に訴えることを決意するケースが大半です。

だから、この学生さんは相当な勇気と覚悟がある人と私は感じるのです。

 

やっぱり大事なのは強力な証拠作り

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今回、この学生さんは注文を間違った責任を取らされ負担したコース料理のレシートのコピーを取っておいたり、店長から大声で叱られた内容等について音声で記録を残すといった強力な証拠作りをきちんとしています。

こういった記録を残すということは、相手が何と言おうが動かぬ証拠になり、弁護士や労働組合に相談するときだけでなく、万が一、裁判に発展した場合も有力な武器となります。

特に音声については相手の許可を得る必要がありません。

 

この学生さんの「自分と同じように苦しむ学生が出ないよう労働条件を改善してほしい」という思いを無駄にせず、もし悩んでいる学生さんがいたら弁護士や労働組合に相談して立ち上がってほしいですし、我々も前途ある学生を潰す事のないよう社会の一員として心がけたいものです。




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