長時間労働もパワハラの原因のひとつ 過大な業務の強要

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「仕事が終わらなければ残業してでも終わらせる。」というのは働くものにとっては「責任」という部分ではある意味当然なのかもしれません。が、何事においても「やり過ぎ」はよくありません。長時間労働は疲労も蓄積し、次の日にベストパフォーマンスで仕事が出来なくなってしまいます。この長時間労働もパワハラの原因となることを理解しておくべきです。

 

長時間労働もパワハラなのか?

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「長時間労働はパワハラっていったら、残業もできない」

「残業って結構普通。それってパワハラなんですか?」

といった声が聞こえるかもしれません。

ここでいう「長時間労働はパワハラ」というのは、普通に仕事をしていてその日の仕事が終わらないから残業しているというレベルではありません。

「過大な業務の強要」という観点から長時間労働はパワハラの原因であると言いたいのです。

真面目な人は、会社、もしくは上司から命令を受けると仕事をけなげにこなそうと一生懸命頑張ろうとします。

 

「その命令がとてもこなせそうにない大きすぎる責任や業務の負担を強いられても」です。

このような長時間労働によりこころを病み、うつ状態やうつ病という結果になればこれも立派なパワハラなのです。

 

過酷な長時間労働が続くことでこころが蝕まれる

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皆さんは「名ばかり管理職」という言葉はご存知ですか。平成20年1月28日に下された日本マクドナルド事件東京地裁判決がありました。マクドナルドの正社員として働く店長が残業代の支払を求めて会社を訴えた事件のことなのですが、この裁判の影響で管理職の立場にあっても「実態として管理職としての権限を持っていない管理職」を「名ばかり管理職」というようになったのです。

 

過大な責任と業務負担を強いられながらも懸命に仕事を頑張り続ける。その果てはこころが蝕まれ働けなくなるリスクが潜んでいるのです。

 

今後「高度プロフェッショナル制度の導入」や「裁量労働制の対象業務の拡大」といった、長時間労働をさらに助長する仕組みが作られようとしており、働く人にとって過大な責任や業務負担が更に増えてしまうことが予想されます。

 

もし、働いていて「職場で管理職だけど権限もないのにやたらと仕事が多い」「休日まで会社の仕事に追われ休めない」「有給休暇が全く取れない」という方は注意です。もしかしたら、それは「過大な業務の強要」というパワハラかもしれません。

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(参考図書)

「それ、パワハラです。-何がアウトで、何がセーフか」 笹山尚人 光文社新書 2012年7月

 

 


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